傾斜地で高所作業車を安全に使うには?選び方から設置方法まで徹底解説

高所作業車 傾斜地
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監修者

KenkiGo MAGAZINE 編集部

建設現場で必要な建機をオンラインで簡単に手配できるKenkiGoが運営するKenkiGo MAGAZINEの編集部です。

「高所作業車を坂道や傾斜地で使いたいけれど、転倒しないか心配」「どのくらいの角度まで大丈夫なの?」といったお悩みはありませんか?

傾斜地での作業は平地よりもリスクが高く、正しい知識と手順が欠かせません。この記事では、傾斜地で高所作業車を安全に使うための「リスク」「選び方」「設置手順」を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

高所作業車は、原則として水平で堅固な場所で使用するように設計されています。しかし、現場の状況によっては、やむを得ず傾斜地で作業しなければならないこともあるでしょう。

まず知っておくべき基本ルールは、「7度(約12%勾配)を超える傾斜地では使用できない」ということです。多くのメーカーが安全上の理由から7度以上の傾斜地での使用を禁止しています。また、3度以上の傾斜がある場合、警報ブザーが鳴って操作を規制する機種もあります。

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無理な設置は事故の元だワン!まずは現場の傾斜角度を確認しよう。

傾斜地での作業には、平地とは異なる特有のリスクがあります。特に注意すべきなのが「転倒」と「ずり下がり」です。

高所作業車はブームを伸ばすと重心が高くなり、バランスを崩しやすくなります。傾斜地では車体がすでに傾いているため、ブームを旋回させたり伸ばしたりした際の重心移動によって、限界を超えると簡単に転倒してしまいます。

また、傾斜地は地盤が不安定なことも多く、アウトリガー(車体を支える足)の片側が沈み込んで転倒につながるケースもあります。

これは「逸走(いっそう)」とも呼ばれる事故です。高所作業車の駐車ブレーキは通常、後輪にかかっています。設置時や格納時に手順を間違えて後輪が浮いてしまうと、ブレーキが効かなくなり、車体が坂道を滑り落ちてしまう危険があります。

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ブレーキがかかっていても、タイヤが浮いたら意味がないんだね…。

傾斜地で安全に作業するためには、現場に適した機種を選ぶことが重要です。以下の3つのポイントをチェックしましょう。

アウトリガー(ジャッキ)付きの車両を選ぶのが基本ですが、一部にはアウトリガーなしで傾斜地に対応できる特殊なモデルもあります。アウトリガーを使って車体を持ち上げることで、地面が傾斜していても車体自体を水平に保つことができます。

機種によって「許容傾斜角度」は異なります。一般的なトラック式は7度以内が目安ですが、中には前後左右の傾斜に対応できる特殊なモデルもあります。レンタルする前に、現場の傾斜角度と機種の仕様を必ず照らし合わせましょう。

地面が舗装されていない、または凹凸が激しい傾斜地の場合は、タイヤではなく「クローラー式(キャタピラ式)」の高所作業車がおすすめです。接地面積が広いため安定性が高く、不整地でも力強く走行できます。

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現場の地面が土や砂利なら、クローラー式が安心だね!

適切な車両を選んだら、次は正しい設置手順です。ここを間違えると重大な事故につながるため、一つずつ確実に実行してください。

傾斜地では、必ず「前下がり(車両の頭を坂の下に向ける)」の状態で駐車してください。これは、駐車ブレーキがかかっている後輪を坂の上側(山側)に配置することで、設置時の安定性を高めるためです。

駐車したら駐車ブレーキを確実にかけ、すべてのタイヤの「坂下側」に輪止めをセットします。

アウトリガーは左右最大幅まで張り出します。ジャッキを下ろす順番は、必ず「前ジャッキ」→「後ジャッキ」の順で行ってください。

前ジャッキで前輪(坂下側)を持ち上げても、後輪(坂上側)は接地しているためブレーキが効き続けます。逆に後ジャッキから上げると、ブレーキが効いている後輪が浮いてしまい、車体が滑り出す危険があります。なお、傾斜地では「ジャッキ自動張り出し機能」は使用せず、手動で慎重に操作してください。

ジャッキアップしたら、車体に備え付けの水平器(水準器)を確認します。気泡が中心に来るようにジャッキを微調整し、車体を水平にしてください。

このとき、ジャッキの下に敷板(アウトリガーベース)を敷くことで荷重が分散され、ジャッキの沈み込みを防ぐことができます。

作業中は急な旋回や操作を避け、ゆっくりと動かしてください。作業が終了してジャッキを格納する際は、設置とは逆の「後ジャッキ」→「前ジャッキ」の順で行います。

タイヤが地面に接地した時点で一旦操作を止め、輪止めが確実に効いているか確認してから、完全に格納してください。

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設置は「前→後」、格納は「後→前」。この順番が命を守るんだね!

傾斜地での作業には、現場に合った適切な高所作業車選びが欠かせません。「KenkiGo」なら、スマホやPCから24時間いつでも在庫を確認し、必要な建機をすぐに予約できます。

アウトリガー付きのトラック式や、不整地に強いクローラー式など、豊富なラインナップから現場に最適な一台を見つけてください。見積もり待ちもなく、その場で価格がわかるので、急な手配でも安心です。

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