バックホーで暗渠排水をDIY!庭の水はけを改善する全手順

「雨が降ると庭がいつまでもジメジメしている」「水たまりが何日も消えない」そんなお悩みはありませんか?庭の水はけが悪いと、植物の根腐れや湿気によるカビ、害虫の発生など、さまざまなトラブルの原因になります。
そんなお悩みを解決するのが、暗渠排水(あんきょはいすい)です。本格的な土木工事というイメージがあるかもしれませんが、バックホー(小型のショベルカー)を使えば、ご自身で施工することも十分に可能です。この記事では、DIY初心者の方でも失敗しない暗渠排水の施工方法を、プロの視点で分かりやすく解説します。
ケンキ犬水はけの悪いお庭も、暗渠排水でカラッと快適になりますよ!
暗渠排水とは、地面の下にパイプや砕石を埋設し、人工的な水の通り道を作る排水方法です。地表にある溝(明渠)とは異なり、土の中に隠れるため、庭の景観を損なわないのが大きなメリットです。
仕組みはシンプルです。地面に溝を掘り、穴の開いたパイプ(有孔管)と水を通しやすい砕石を埋設します。土の中の余分な水分がパイプに集まり、最終的に雨水桝や側溝へと排出されることで、地面のぬかるみを解消する仕組みです。



地面の下に秘密のトンネルを作って、水を逃がしてあげるイメージですね。
そもそも、なぜ庭の水はけが悪くなるのでしょうか。主な原因は以下の3つです。
- 粘土質の土壌:土の粒子が細かく、水を通しにくい性質があります。
- 踏み固められた地面:工事車両や人の往来で地面が圧縮され、水が浸透しにくくなっています。
- 勾配不足:地面が平ら、あるいは逆勾配になっていて、水が流れる先がありません。
特に粘土質の土は、一度水を含むとなかなか乾きません。表面の土を入れ替えるだけでは改善しない場合が多く、暗渠排水による根本的な対策が効果的です。



粘土質の土は水を抱え込んでしまうんですね。これじゃあ水たまりがなくならないわけだワン。
暗渠排水を成功させるには、事前の準備が成功の鍵を握ります。必要な道具と材料をしっかり揃えましょう。
DIYで暗渠排水を行うために必要な主な材料と道具は以下の通りです。
| カテゴリー | 品名 |
|---|---|
| 材料 | 暗渠排水管(有孔管・コルゲート管) |
| 材料 | 透水シート(不織布) |
| 材料 | 砕石(単粒度砕石など) |
| 材料 | 集水桝・継手・ガムテープ |
| 道具 | スコップ(剣先・角) |
| 道具 | 水平器・水糸・メジャー |
暗渠排水管は、ホームセンターなどで「透水パイプ」や「コルゲート管」として販売されています。直径50mm〜100mm程度のものが一般的です。透水シートは、パイプや砕石が土で目詰まりするのを防ぐために必須のアイテムです。



透水シートは「土は通さず水だけ通す」優れもの!これを忘れるとすぐにパイプが詰まっちゃうから要注意です。
暗渠排水では、数十メートルにわたって溝を掘る必要があります。これらを手作業で行うのは大変な重労働ですが、バックホーがあれば驚くほどスムーズに進みます。
一般家庭の庭での作業には、ミニバックホー(ミニユンボ)と呼ばれる小型の機種が最適です。選ぶ際は以下のポイントを確認しましょう。
- 機体サイズ:庭の入り口や通路を通れる幅か(幅1m以下の機種もあります)。
- バケット幅:掘りたい溝の幅に合っているか(20cm〜30cm程度が使いやすい)。



お庭の入り口が狭い場合は、車幅を縮められる「可変脚」タイプのバックホーが便利ですよ!
バックホーを運転する際、資格が必要か気になる方もいらっしゃるでしょう。結論から言うと、私有地(自宅の庭など)で個人がDIYで運転する場合、法的な資格は不要です。
ただし、バックホーは強力な機械であり、操作を誤ると重大な事故につながる可能性があります。初めての方は、レンタル時に操作説明をしっかり受けるか、「小型車両系建設機械」の特別教育を受講して基礎知識を身につけておくことを強くおすすめします。



資格はいらないけど、安全第一!操作に慣れるまではゆっくり慎重に動かしましょう。
それでは、実際にバックホーを使って暗渠排水を作る手順を解説します。基本の流れは「掘る」「敷く」「埋める」の3ステップです。
まずは、排水計画を立てることから始めましょう。庭のどこに水が溜まるかを確認し、そこから水をどこへ流すか(排水先)を決定します。排水先は、既存の雨水桝や側溝が一般的です。
ルートが決まったら、地面に石灰やスプレーで線を引く「墨出し」を行います。これが掘削のガイドラインになります。



ゴール(排水先)が決まらないとスタートできません。まずは排水桝の位置を確認だワン!
ガイドラインに沿ってバックホーで溝を掘ります。家庭用の暗渠排水の場合、溝のサイズは以下が目安です。
- 深さ:30cm〜50cm程度
- 幅:20cm〜30cm程度
重要なのは、排水先に向かって徐々に低くなるように勾配(傾斜)をつけることです。バックホーで大まかに掘った後、スコップで底を平らにならしながら高さを調整します。



バックホーで一気に掘って、最後は人の手で微調整するのがきれいに仕上げるコツです。
掘った溝の中に透水シートを敷きます。シートは溝の底と壁面を覆い、後で上から包めるように余裕を持たせておきましょう。
次に、シートの上に砕石を5cm〜10cm程度の厚さで敷き詰めます。これがパイプのベッドになります。



この砕石の層が、水を集める重要な役割を果たします。
砕石の上に暗渠パイプ(有孔管)を設置します。パイプを置いたら、必ず水平器を使って勾配を確認してください。水は高いところから低いところへ流れるため、逆勾配になっていると水が溜まってしまいます。
排水先の桝にパイプを接続する際は、桝に穴を開けてパイプを通し、隙間をモルタルなどで埋めます。



ここでしっかり水が流れるかチェック!水を少し流してテストしてみるのもおすすめです。
パイプの上からさらに砕石を投入し、パイプが完全に見えなくなるまで覆います。その後、両サイドに余らせておいた透水シートを内側に折り込み、砕石とパイプを包み込みましょう。
このように「土」と「砕石層」をシートで分離することで、泥水が入り込んでパイプが詰まるのを防ぎます。



まるで海苔巻きを作るみたいですね!隙間がないようにしっかり包みましょう。
最後に、掘り出した土を埋め戻します。水はけをさらに良くしたい場合は、元の土ではなく、川砂や水はけの良い土(真砂土など)に入れ替えるのも有効です。
バックホーの排土板(ブレード)を使って土を均し、地面を整地すれば完成です。



これで工事完了!雨の日が楽しみになりますね。
初めての暗渠排水DIYで失敗しないために、押さえておきたい3つの重要なコツを紹介します。
暗渠排水の命は「勾配」です。目安としては1/100勾配(1メートル進むごとに1センチ下がる)を目指しましょう。
目視では平らに見えても、実際には逆傾斜になっていることがよくあります。必ず水糸を張ったり、水平器を使ったりして、数値で確認しながら作業を進めてください。



「なんとなく」は失敗のもと。1メートルで1センチ、この合言葉を忘れずに!
意外と困るのが「残土(ざんど)」の処理です。土は掘り起こすと空気が混ざり、体積が増えます。庭の低い部分に入れてならすか、花壇や築山(つきやま)として活用する計画を立てておきましょう。
敷地内で処理しきれない場合は、専門業者に引き取りを依頼する必要があります。一般ゴミとして自治体に出すことはできないため注意が必要です。



掘った土が山盛りになって途方に暮れる…なんてことにならないよう、事前の計画が大切です。
庭の地面の下には、水道管、ガス管、排水管などが埋まっている可能性があります。バックホーでこれらを破損させると大事故につながります。
作業前には必ず建物の図面を確認し、配管が通っていそうな場所は手掘りで慎重に確認する「試掘(しくつ)」を行いましょう。



配管を傷つけたら大変!怪しい場所はスコップで少しずつ掘るのが鉄則だワン。
暗渠排水は、庭の水はけを劇的に改善できる効果的なDIYです。手作業では大変な溝掘りも、バックホーを使えば短時間で効率よく進められます。
「KenkiGo」なら、スマホひとつで簡単にバックホーをレンタル予約できます。面倒な見積もり待ちもなく、その場で価格が分かるので、休日のDIY計画もスムーズに立てられます。ぜひバックホーを活用して、快適なお庭づくりに挑戦してみてください。



KenkiGoでバックホーを借りて、プロ顔負けのDIYを楽しんでくださいね!
