災害復旧で使う重機バックホーとは?種類・必要な資格を解説

災害復旧の現場では、土砂の撤去や道路の確保に「バックホー」という重機が欠かせません。この記事では、バックホーの役割や種類、操作に必要な資格などを初心者の方にも分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
災害復旧で活躍する重機「バックホー」とは?
災害復旧のニュース映像で、アームの先にショベルがついた建設機械を見たことはありませんか。これは一般的に「バックホー」と呼ばれ、復旧作業の主力として活躍しています。
土砂の掘削や積み込みを行う「油圧ショベル」の一種
バックホーは、建設機械の中でも「油圧ショベル」というカテゴリーに分類される建機です。最大の特徴は、ショベル(バケット)の開口部が操縦席側(手前)を向いている点にあります。
この構造によって、オペレーターはアームを手前に引き寄せる動作で土を掘ることが可能です。地表面より低い場所の掘削や、掘った土砂をダンプカーへ積み込む作業に非常に適しています。
「ユンボ」は通称で、意味は同じ
現場ではバックホーを「ユンボ」と呼ぶこともありますが、どちらも同じ機械を指しています。「ユンボ」はもともとフランスのメーカーの製品名で、日本で広く普及したことから油圧ショベル全般の代名詞として定着しました。
「ショベルカー」や「パワーショベル」と呼ばれることもありますが、災害復旧の現場で「バックホー」や「ユンボ」という言葉が出てきたら、この掘削用建機のことだと考えて問題ありません。
ケンキ犬呼び方がたくさんあっても、指している建機は同じなんですね!
災害復旧現場におけるバックホーの主な役割
地震や豪雨などの災害が発生した際、バックホーはそのパワフルな動力で復旧の最前線に立ち、さまざまな役割をこなします。
土砂崩れや瓦礫(がれき)の撤去
最も代表的な役割が、大量の土砂やがれきの撤去です。土砂崩れによって道路や家屋に流れ込んだ土砂をすくい上げ、運搬用のダンプカーに積み込む作業を行います。
倒壊した建物の木材やコンクリート片なども、バックホーのアームを使うことで効率的に撤去し、作業スペースを確保することができます。
人命救助のための障害物除去
倒壊家屋の下に人が取り残されている可能性がある場合、救助隊員が進入するためのルート確保が必要です。バックホーは、救助の妨げとなる大きな梁や壁といった障害物を慎重に取り除きます。
こうした現場では、通常のバケットではなく「つかみ機(グラップル)」などのアタッチメントに交換し、二次災害が起きないよう繊細な操作で障害物を除去することもあります。
復旧ルートを切り開く道路啓開
災害直後、緊急車両などが被災地へ入るための道を確保することを「道路啓開(どうろけいかい)」と呼びます。道路上のがれきを脇に寄せたり、段差を土で埋めたりして、最低限通行できる状態を確保します。
本格的な復旧工事が始まる前に、人や物資が通れる「道」を切り開くことが、バックホーに課せられた極めて重要な任務なのです。



まずは緊急車両が通れる道を確保することが最優先なんですね!
【状況別】災害復旧で活躍するバックホーの種類
災害現場の状況はさまざまで、場所や危険度に応じて適切な種類のバックホーが選定・投入されます。
狭い道や住宅密集地:ミニバックホー
住宅街の路地や土砂で道幅が狭くなった場所では、コンパクトな「ミニバックホー」が活躍します。一般的に機体重量6トン未満のものを指し、小回りが利くため狭いスペースでもスムーズに作業できます。
小型トラックに積載して運べるため、被災地へ迅速に駆けつけられる点も大きなメリットです。
二次災害の危険がある場所:遠隔操作バックホー
地盤が緩んで再び土砂崩れが起きそうな場所や、火山活動エリアといった人が近づけない危険な現場では「遠隔操作バックホー」が使用されます。
オペレーターは安全な場所にいながら、カメラ映像やコントローラーを使ってバックホーを無線操縦します。これにより、作業員の安全を確保しつつ復旧作業を進めることが可能になります。



人が乗らなくても遠くから操作できるなんて、すごい技術ですね!
バックホーの操作に必要な資格
バックホーを操作するためには、労働安全衛生法で定められた専門の資格が必要です。資格は、操作するバックホーの機体重量(機体質量)によって2種類に分かれています。
機体重量3t未満なら「特別教育」で操作可能
機体重量3トン未満の小型バックホーを操作するには、「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転特別教育」を受講する必要があります。
この資格は比較的短期間(通常2日程度)の講習で取得でき、ミニバックホーといった小型の建機を操作できるようになります。
機体重量3t以上を操作するには「技能講習」が必要
機体重量3トン以上のバックホーを操作するためには、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」を修了しなければなりません。
特別教育よりも講習時間が長く、学科と実技の両方の試験に合格する必要があります。この資格を取得すれば、3トン未満の機種を含む全てのバックホーを操作できます。
公道を走行する場合は別途運転免許が必要
これまで紹介した資格は、あくまで現場で「作業」を行うためのものです。バックホーで公道を走行する場合は、ナンバープレートの取得に加えて、機体の大きさに応じた「運転免許」が別途必要です。
| 機体の種類 | 必要な運転免許 |
|---|---|
| 小型特殊自動車 | 小型特殊免許、普通免許など |
| 大型特殊自動車 | 大型特殊免許 |
なお、キャタピラー(クローラ)式のバックホーは、構造上公道を走行できないケースがほとんどです。その場合は、トラックなどに積載して現場まで運搬する必要があります。



作業用の資格とは別に、公道を走るための運転免許も必要なんですね。
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