法面工事の高所作業車選び方ガイド|足場との比較と安全対策

法面工事の高所作業は、工期やコスト、作業員の安全に直結する重要なポイントです。従来は単管足場が主流でしたが、近年は高所作業車を使い、足場なしで効率的に作業するケースが増えています。
この記事では、法面工事で使われる「足場」と「高所作業車」のメリット・デメリットを比較し、現場に最適な選択肢を見つけるためのポイントを解説します。法面工事に適した高所作業車の種類や、必要な安全対策・資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
法面工事の高所作業、足場と高所作業車のどちらを選ぶべき?
法面工事の現場は、急斜面や不安定な場所での作業が多く、安全確保が最優先です。足場を組むか、高所作業車を使うかは、現場の地形・工期・予算によって判断が異なります。
結論から言うと、高所作業車が進入できるスペースがあれば、高所作業車を選ぶことで工期短縮とコスト削減が期待できます。一方、車両が入れない狭い場所や急すぎる斜面では、足場やロープアクセスといった工法が選ばれる傾向にあります。
ケンキ犬現場の状況に合わせて、一番安全で効率的な方法を選ぶのが大切だワン!
法面工事における高所作業の主な手段
法面工事で高所作業を行う方法は、主に以下の3つです。それぞれの特徴を理解して、現場に合った方法を選びましょう。
従来工法である「足場」の設置
単管パイプなどを組み上げて作業床を作る、最も伝統的な方法です。建物の形や斜面の角度に合わせて柔軟に組めるため、複雑な地形にも対応できます。
しかし、足場の設置と撤去には多くの時間と人手がかかり、工期が長くなる傾向があります。また、設置作業そのものが高所での危険な作業となるため、墜落・転落のリスク管理が不可欠です。
効率と安全性を両立する「高所作業車」の活用
高所作業車を使えば、足場の設置・撤去にかかる時間を大幅に短縮できます。作業床(バスケットやデッキ)が安定しているため、作業員は安全に作業へ集中でき、資材や機材を載せたまま上昇することも可能です。
特に法面工事では、広い範囲をカバーできる機種や、不整地でも走行可能なクローラー式の車両が活躍します。移動もスムーズなので、広範囲の点検や補修作業にも向いています。
専門技術を要する「ロープアクセス(無足場工法)」
足場や高所作業車が使えない狭い場所や、車両が入れない場所で採用されるのが「ロープアクセス工法」です。産業用ロープとハーネスを使い、作業員がぶら下がる形で作業します。
足場の設置が不要なためコストを抑えられますが、高度な専門技術を持つ作業員が不可欠です。また、重い資材や機材を扱う作業には向いていない場合があります。



場所によって使い分けるのがプロの技だね!
【比較表】足場と高所作業車、コスト・工期・安全性で見る選び方
それぞれの工法の特徴を比較表にまとめました。現場で何を優先したいかに合わせて検討してみてください。
| 比較項目 | 足場設置 | 高所作業車 | ロープアクセス |
|---|---|---|---|
| コスト | 高い(設置費・運搬費) | 中(レンタル費) | 安い(人件費のみ) |
| 工期 | 長い(設置・撤去が必要) | 短い(即作業可能) | 短い(即作業可能) |
| 安全性 | 設置状況による | 高い(安定した床) | 技術力に依存 |
| 作業範囲 | 設置箇所のみ | 移動して広範囲可 | ピンポイント |
| 重機材積載 | 可能(制限あり) | 可能(機種による) | 困難 |
高所作業車はコストと工期のバランスが良く、特に重い機材を使う法面工事で高いパフォーマンスを発揮します。
法面工事で活躍する高所作業車の種類
一口に高所作業車といっても、さまざまな種類があります。ここでは、特に法面工事でよく使われる代表的な機種をご紹介します。
法面作業に特化した「スーパーデッキ」や「スカイステーション」
法面工事や大型構造物のメンテナンスに特化した高所作業車です。最大の特徴は、広くて積載荷重が大きい作業床(デッキ)を備えている点です。
例えば、タダノ製の「スーパーデッキ」などは、積載荷重が1,000kgに達するモデルもあり、作業員だけでなく削孔機といった重い機材や資材も載せて作業できます。作業範囲も広く、効率的に法面作業を進めることが可能です。
公道移動が可能な「トラック式高所作業車」
トラックの荷台にブームとバケット(作業床)を搭載したタイプです。公道を走行できるため現場間の移動がスムーズで、到着後すぐに作業を始められる機動性の高さが魅力です。
法面工事の現場まで舗装路が続いている場合や、複数の現場を移動する必要がある場合に適しています。
不整地でも安定する「クローラー式高所作業車」
タイヤの代わりにキャタピラー(クローラー)で走行するタイプです。地面がぬかるんでいたり、凹凸が激しかったりする不整地でも安定して走行・作業ができます。
法面工事の現場は足元が悪いことが多いため、このクローラー式が重宝されます。ただし公道は走行できないので、現場まではトラックなどで運搬する必要があります。



現場の地面の状態もチェックポイントだね!
法面工事で使う高所作業車を選ぶ際のチェックポイント
最適な高所作業車を選ぶために、必ず確認したい3つのスペックがあります。
ポイント1:必要な「最大地上高」はどれくらいか
作業床を最も高く上げたときの、地面からの高さのことです。作業対象の高さに対して、少し余裕のあるスペックの車両を選びましょう。
ぎりぎりの高さの機種を選ぶと、アームを最大まで伸ばすことになり、かえって作業範囲が制限されてしまうことがあります。
ポイント2:障害物を避けるための「最大作業半径」
車両の中心から作業床を水平方向にどれだけ伸ばせるかを示す数値です。法面工事では、車両を置ける場所から実際の作業箇所まで距離があるケースも少なくありません。
また、手前に障害物がある場合に、それを乗り越えてアプローチするためにも十分な作業半径が求められます。
ポイント3:機材も載せるなら「積載荷重」の確認は必須
作業床に載せられる最大の重さです。作業員の体重だけでなく、持ち込む工具・資材・機材の重さを合計し、許容範囲内に収まるか確認してください。
一般的な高所作業車は200kg程度ですが、法面工事用のスーパーデッキなどでは1,000kg以上の積載が可能な機種もあります。



重い機械を載せるなら、必ず積載荷重をチェックしてね!
高所作業の前に必須!労働安全衛生法と必要な資格
高所作業は危険を伴うため、労働安全衛生法によって厳格なルールが定められています。作業を始める前に必ず確認しましょう。
高さ2m以上の作業で義務付けられる安全対策
労働安全衛生法では、高さ2m以上の場所で作業する場合、原則として作業床を設けることが義務付けられています。高所作業車のバスケットやデッキはこの「作業床」にあたるため、法的な安全基準を満たせます。
フルハーネス型安全帯の着用義務化について
2022年1月2日より、高さ6.75m(建設業では5m)を超える場所での作業において、「フルハーネス型墜落制止用器具」の着用が完全義務化されました。
また、高さ2m以上でも作業床を設置できない場合などは、フルハーネス型の着用が必要です。高所作業車での作業時も、バスケット内で適切にフルハーネスを使い、フックを掛けなければなりません。
高所作業車の運転に必要な資格とは?
高所作業車を操作するには、作業床の高さに応じた資格が必要です。
- 作業床の高さ10m未満:高所作業車運転特別教育
- 作業床の高さ10m以上:高所作業車運転技能講習
また、トラック式高所作業車で公道を走る場合は、車両総重量に応じた自動車運転免許(準中型、中型、大型など)が別途必要です。



資格を持っていないと操作できないから注意してね!
法面工事の高所作業車はKenkiGoで今すぐ価格確認・予約!
法面工事における高所作業車の選び方について解説しました。現場の状況に合わせてスーパーデッキやクローラー式といった最適な機種を選べば、安全かつ効率的に工事を進められます。
「KenkiGo」なら、必要な高所作業車のレンタル価格をWEBサイトですぐに確認し、そのまま予約まで完了できます。見積もりを待つ時間はなく、急な手配が必要なときでも24時間いつでもご利用いただけます。
法面工事の建機手配は、ぜひ「KenkiGo」にお任せください!



スマホからすぐに在庫確認できるから、とっても便利だワン!


